マイクを選ぶ2・プロ用マイク
プロ用マイクとはプロ仕様のマイクです。
業務用マイクとも言い、主に楽器や歌を録音するのに使われます。
プロ仕様と言ってもそれほど難しいわけではありません。
接続ケーブルや接続端子は一般にはなじみのないXLRというタイプです。
キャノン(キャノンケーブル)とも呼ばれます。
↓こういうの
CANARE カナレ L-4E6S XLRマイクケーブル (1.5m, 黒)
以前はアマゾンから画像取得して掲載していましたが、アマゾンの仕様変更により画像取得ができなくなってしまいました。
リンクは掲載しておくので外見等の詳細はリンク先でご確認ください。
XLRタイプコネクター
No machine-readable author provided. Mxp assumed (based on copyright claims)., CC BY-SA 3.0, via Wikimedia Commons
このXLR端子は一般の人が持っている録音機器(民生機という)には搭載されていません。
もちろんパソコンにも接続できません。
そこで必要になるのがオーディオインターフェイスという機械です。
オーディオインターフェイスについては次でまた説明しますので、ひとまず話をマイクに戻します。
プロ用のマイクには2種類あります。
それがダイナミックマイクとコンデンサマイクです。
ダイナミックマイクの特徴
ダイナミックマイクの特徴は頑丈で、簡単には壊れないことです。
音質はそこそこ、プロの歌録りではあまり使われませんが楽器の録音やライブではよく使われます。
コンデンサマイクに比べて価格が安めです。
壊れにくいといってもコンデンサマイクに比べての話ですので、乱暴な扱いはしないようにしましょう。
コンデンサマイクの特徴
コンデンサマイクの特徴はダイナミックマイクに比べて感度がいいことで、細かい音まで綺麗に拾ってくれます。
かなり高域までカバーするので歌声の録音に適しています。
しかし感度が良すぎる分、家庭環境で使うと回りのノイズまでよく拾ってしまうことがあります。
ポップガード(ウィンドスクリーン)という、マイクに直接息が掛からないようにするガードが必要です。
ダイナミックマイクは手に持って歌うことができますが、コンデンサマイクの場合は手からの振動ノイズが伝わってしまうためマイクスタンドが必要になります。
ダイナミックに比べて壊れやすく、適当に扱うとすぐに壊してしまったり性能が悪くなったりする恐れがあります。
また、保管時には湿気対策もしたほうが良いです。
使用するにはファンタム電源に対応した機材が必要です。
これはオーディオインターフェイスの項で説明します。
マイクなどの機材を扱ったことがないのなら断然ダイナミックマイクをお勧めします。
コンデンサマイクは、ある程度慣れてきてステップアップを目指す場合に検討するといいと思います。
- プロ用マイクはそのままではパソコンに接続できないのでオーディオインターフェイスが必要
- ダイナミックマイクは頑丈で扱いやすい
- コンデンサマイクは繊細で扱いに注意が必要
- 初心者にはダイナミックマイクがおすすめ