マイクにはどんな種類がある?
さてまずは肝心のマイクです。
これがないと歌ってみたは始まりません。
マイクには大きく分けて2通りあります。
パソコン用マイク
パソコンに直接接続できる、主に会話を録音するために作られたマイクです。
スカイプなどのインターネット通話やちょっとしたナレーションの録音に使われます。
安い製品が多いですが、安いものは「会話が聞ければそれでいい」くらいの音質のものが多いです。
当然ながら高音質での歌声の録音は期待できませんし、歌声のような大きな声を入力すると簡単に音割れが発生したりします。
しかし次に説明する本格的なマイクよりもかなり出費を抑えることが出来ますし、接続も簡単です。
初心者の人やパソコンが苦手な人、お金が厳しい人はとりあえずこちらがいいでしょう。
楽器・歌用マイク(プロ用マイク)
こちらはプロ仕様のマイクです。
最初から楽器や歌声を録音するために作られているので、パソコン用のものよりも高音質が期待できます。
(もちろん製品によってピンキリです)
このマイクは直接パソコンに接続することは出来ません。
パソコンで使うにはオーディオインターフェイスという機材が必要になります。
「マイク」「オーディオインターフェイス」のセットが必要になるので割高になります。
一番安いセットでも1万円くらいは掛かると思ってください。
おそらく、歌ってみたをしている人の多くはこの楽器用、歌用マイクを使用しています。
大きく分けて「ダイナミックマイク」と「コンデンサマイク」の二種類があります。
コンデンサマイクの方が基本的に感度が良いのですが、感度が良すぎるためカラオケのように手に持って歌うとハンドノイズという雑音が入ります。
これを防ぐためにマイクスタンドが必要になります。
さらにマイクに息が吹きかかるとこれもノイズになるので、ポップガードという網のようなものが必要になります。
コンデンサマイクを使用する場合、これらの出費も考えに入れないといけません。
ダイナミックマイクはマイク本体にポップガードの機能があるため、ほとんどの場合でポップガードは必要ありません。
マイクスタンドも必要ありませんが、手に持って歌うと口とマイクとの距離が安定しなくなるので、プロのレコーディングではダイナミックマイクでもスタンドに立てて録音します。
楽器用USBマイク
楽器用のマイクにも直接パソコンに接続できるタイプのものがあります。
それがUSB接続タイプです。
USBとは多くのパソコンについている接続端子のことです。
マイクケーブルの先端がこのUSBコネクタになっていますので、直接パソコンに接続して録音することが出来ます。
楽器用マイクの音質とパソコン用マイクの手軽さを兼ね備えた…と書くととても良い物に見えますが、種類が少なく音質的にもそれほど良いわけではありません。
(もちろん製品によってピンキリです)
しかし手軽にそれなりの音質を手に入れることができます。
価格も音質も、パソコン用マイク(安い/低音質)と楽器用マイク(高い/高音質)との中間といったところです。
なお、USB接続タイプのマイクはすべて歌や楽器用というわけではないので注意してください。
むしろ会話用のマイクのほうが製品としては多いです。
- お金がない/初心者の人はパソコン用マイクがおすすめ
- いきなり1~2万円くらい出せる人やある程度の音質を求める人はプロ用マイク